3D・VRシミュレーションコンテスト 概要

国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータ作品が集められる3D・VRシミュレーションコンテストは、2002年のUC-win/Road「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞を機にスタートして、FORUM8デザインフェスティバルのメインイベントとして毎年開催され、本年で24回目を迎えます。2011年からはVR-Cloud®によるクラウド一般投票が選考プロセスに追加され、2024年にはメタバニアF8VPSによるメタバースでの投票を行い、コンテストを盛り上げてきました。
2022年より、新しいアワードとして「VRシステム オブザイヤー」を設けました。

募集対象作品

UC-win/Roadは、土木・建築や交通・自動車分野に加えて、建設ICTや施工の自動化、環境、災害対策、教育訓練、医療など、年々進化して活用分野が広がっており、とりわけ最近ではXR、AI、センシング等を活用した高度な事例も目立っています。
本コンテストでは、UC-win/RoadやメタバニアF8VPS(FORUM8メタバース)によるソリューションを最大限に活用することで、データを通じた高度なコミュニケーションを実現し、スマートシティやDXを加速させる最先端のVRおよびシステムの応募に期待しています。

応募方法/スケジュール
提出物

①作品データと2分間のスクリプト

②作品概要(テキスト150字以内)および操作方法説明

送付先

①下記メールアドレス宛てにFORUM8ファイル転送サービス等でデータを送信してください。
E-mail : vrcontest@forum8.co.jp

②CD-ROM、DVD等のメディアに保存して送付する場合は、以下宛先にお送りください。
〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
(株)フォーラムエイト システム営業グループ 第24回3DVRシミュレーションコンテスト受付係 宛

スケジュール
    • 2025年10月17日(金)
    • 作品募集締切
    • 2025年10月23日(木)
    • ノミネート作品審査会
    • 2025年11月4日(火)
      ~13日(木)
    • クラウド一般投票
    • 2025年11月18日(火)

    • 受賞作品本審査会
    • 2025年11月19日(水)

    • 各賞発表・表彰式
      会場:品川インターシティホール
  • ▲メタバニアF8VPSによるメタバース投票会場(2024年)

応募作品の著作権等

受賞作品のVRデータ・VRシステムの著作権は、応募者に帰属するものとします。
提出されたデータの配布は行いませんが、フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、出力画像・動画等の編集・加工を行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体における掲載・紹介など、二次使用許諾権利を持つものとします。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ先

TEL:03-6894-1888 FAX:03-6894-3888
E-mail:forum8@forum8.co.jp

各賞・賞品
  • グランプリ(最優秀賞)

    賞品(高性能ノートPC、ポータブルSSDなど)、通販ギフト券、トロフィー、賞状

  • 準グランプリ(優秀賞)

    賞品(高性能ノートPC、ドローンなど)、通販ギフト券、賞状

  • アイデア賞・エッセンス賞

    Shade3D・ゲームプログラミングPC、通販ギフト券、賞状

  • 審査員特別賞

    賞品(タブレット、ノートPCなど)、通販ギフト券、賞状

  • ノミネート賞

    通販ギフト券、表彰盾

VRシステムオブザイヤー*

トロフィー、賞状、通販ギフト券

3DVRシミュレーションコンテスト 審査員
  • 審査委員長

    関 文夫 氏

    日本大学 理工学部
    土木工学科 教授

    大手建設会社で橋梁、トンネル、土工、河川、道路等幅広い分野でのデザインに取組み、2011年より現職。近年では、土木デザインの他にデジタル技術やPFI、PPP事業等幅広く展開。

  • 傘木 宏夫 氏

    NPO 地域づくり工房 代表

    環境アセスメント学会常務理事、自治体問題研究所理事、筑波大学非常勤講師 他。H17地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。著書に『再生可能エネルギーと環境問題』他。

  • 原口 哲之理 氏

    名古屋大学
    未来社会創造機構 客員教授

    京都大学大学院機械工学専攻修了後、トヨタ自動車にて主に実験分野で車両運動性能開発、企画分野で将来車両企画を担当。2011年より名古屋大学特任教授、現在客員教授。

VRシステムオブザイヤ― 審査員
  • 伊藤 裕二 氏

    (一財)VR推進協議会 理事長
    株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長

  • 関 文夫 氏

    (一財)VR推進協議会 理事
    日本大学 理工学部土木工学科 教授

  • 相田 龍三 氏

    (一財)VR推進協議会 理事
    株式会社日本テクノス名誉会長

*VRシステムオブザイヤーの審査を行うVR推進協議会は、VRを利用したバーチャルなプラットフォームの整備・提供に加えて、自治体等との連携による様々な産業分野での活用を目指して活動。フォーラムエイトが法人会員として協力しています。

過去の受賞作品

  • 第23回 グランプリ(最優秀賞)

    独立行政法人都市再生機構

    うめきた2期地区まちづくりDXプラットフォーム
    3D都市モデルを関係者間の合意形成、スマートシティ形成に係る検討ツール及び設計・工事の生産性向上等に活用するため、「うめきた2期地区」の完成形をVR空間上に再現。公園エリアのメタバース体験から土壌汚染情報可視化システムの構築など幅広いユースケースも実施し、まちづくりDXプラットフォームとして継続活用が可能なものとなっている。
  • 第23回 準グランプリ(優秀賞)

    三井共同建設コンサルタント株式会社

    『BIM/CIMを活用した国土強靱化に向けた提案』~降雨時における安全で円滑な交通流確保に向けた提案~
    近年、集中豪雨による被害が報告されており、適切な気象情報の共有化は重要である。そこで、降雨等の環境条件の違いが車両運転者に対して与える影響に関して、道路設計時に構築されたBIM/CIMモデルを有効に活用した走行シミュレーションにより検証し、今後の降雨時における走行速度(運転可能速度)への影響について検討した。
  • 第23回 準グランプリ(優秀賞)

    昭島渋滞シミュレーション製作委員会

    住民参加による交通・景観シミュレーション
    東京都昭島市に計画されている東日本最大規模の物流センターとデータセンターの建設に不安を抱いた住民有志が、開発の影響を可視化するためにUC-win/Roadを利用しました。住民参加で現状の交通量を調べ、開発事業者のアセス図書を基に発生交通量を試算し、3D-VRで現状と将来予測を可視化しました。
  • 第23回 アイデア賞

    株式会社イシダ

    トレー包装ライン提案におけるメタバース・VRの活用
    お弁当トレー包装の自動化ラインの平面図による提案に加え、より実際のラインに近い形で、お客様にご覧いただけるようにメタバース及びVRを活用したライン提案の実現に向けたプロジェクトをスタート。機器を製作して設置するまで分からなかった部分が、見えてくることが期待される。また、VRデバイスを組み合わせて利用することで、機械設置後の通路幅や、圧迫感などを事前に検討することが可能となった。今後、メンテナンス教育での利用など、様々な用途での活用を検討していく。
  • 第23回 エッセンス賞

    熊本県玉名市

    3D都市モデルを利用した人流データ可視化と玉名市メタバース
    PLATEAUの3D都市モデルと来訪者の⼈流データを重ね合わせ、都市スケールでの空間の利⽤状況を可視化。これを踏まえたシミュレーション等を実施し、地域に賑わいをもたらす空間設計のEBPMを目指す。地域の景観やビジョンのメタバース化も行い、今後のまちづくりの検討や、NFTも活用して地域の魅⼒発信へ貢献することも期待される。
  • 第23回 審査員特別賞 デザイン賞(関文夫氏)

    沖縄県浦添市

    浦添市基地跡地利用計画VRシミュレーション
    返還が予定されている米軍基地跡地の将来像をイメージしたメタバース、VRシミュレーションを作成した。公共空間を中心に、浦添の伝統的デザインを取り入れたファサードやモニュメント、自動運転車を想定した道路計画、眺望に重点を置いた海沿いの斜面地の開発等、賑わいの創出を目指したまちづくりを表現している。今後、数年にわたり、関係者との合意形成を行い、適宜更新の予定。
  • 第23回 審査員特別賞 地域づくり賞(傘木宏夫氏)

    秋田県男鹿市

    寒風山ジオサイト、赤神神社 五社堂メタバース・WebARプロジェクト
    観光や教育を目的とし、寒風山での、過去に実際に起こった噴火の様子や、地形変化の様子をメタバースや、現地でのWebAR体験が可能。また、国指定重要文化財、赤神神社 五社堂では、鬼が積んだとされる999段の石段伝説のシーンをWebARでわかりやすく再現を行っている。今後については、脇本城跡の山城ならではの地形を赤色立体地図で再現し、過去の様子を再現するコンテンツについても構築を予定している。
  • 第23回 審査員特別賞 Traffic simulation賞(原口哲之理氏)

    KICT(Korea Institute of Civil Engineering and Building Technology)

    VILS-マイクロシミュレーション連携によるV2I自律協調走行の検証
    悪天候や障害物により自律走行車がセンサデータを取得しにくい場合に、インフラから情報を提供するV2I技術の検証を行っている。周辺交通をVILSにより仮想的に発生させることで、実車を使った実験中の事故を防ぐシステムを構築した。GPSとUC-win/RoadとVISSIMの三者をリアルタイムで連携し、実際の実験環境に適用して検証を進めている。
  • 第23回 ノミネート賞

    北京航空航天大学

    スマートブレスレットを用いた自動運転時の運転引継ぎにおける安全性向上の検証
  • 第23回 ノミネート賞

    株式会社デンソー

    身近な会社周辺道路での安全運転診断用ベースデータ構築
  • 第23回 ノミネート賞

    株式会社マリンサポートエンジニアリング

    3Dモデルによる維持管理の新たな手法
  • 第23回 ノミネート賞

    University of Seoul

    走行シミュレーションに基づく光州Jisan IC出口ランプの安全性検証
  • 第23回 ノミネート賞

    University of Seoul

    PMシミュレータ実験に基づくPM歩道走行の安全性に関する検討
  • 第23回 ノミネート賞

    金秀建設株式会社

    名護本部線渡久地橋下部工工事
  • 第3回VRシステムオブザイヤー

    国土交通省 中国地方整備局

    バックホウMG/MC体験シミュレータ
    バックホウのICT施工(MG、MC)体験を行うシミュレータ。インフラDX推進のため、未経験者や初心者向けのコンテンツとして、ICTバックホウの操作ガイダンスや半自動制御を模擬体験できる。半自動制御では、設計面に合わせてバケットやアームが動作するよう計算され、設計どおりの施工がシミュレートされる。
過去受賞作品PickUp
全受賞作品一覧
 
過去コンテスト表彰式の様子(第23回3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド/2024年11月)

関連製品

3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト UC-win/Road は、各種プロジェクトの3次元大規模空間を簡単なPC操作で作成でき、多様なリアルタイムシミュレーションが行える先進のソフトウェアです。柔軟な開発環境、高度なシステム開発に適用できます。

製品情報

UC-win/Roadの基本機能

  • フォーラムエイト メタバース

クラウド上に3DVRで構築された空間と、アバターを介したコミュニケーションツールを用いて、テレワーク推進、バーチャルショールームや工場見学、作業訓練や業務管理などが可能。展示会・オフィス・キャンパスなどあらゆる空間をVR上に再現。人事・業務管理等のERPシステムやスイート会計、スマートデバイスとも連携。

製品情報

活用事例

クラウドサーバ上で3D・VRを利用する合意形成ソリューション。インターネット環境さえあれば、シンクライアントでもWebブラウザでVR空間を操作できます。

製品情報

VR-Cloud® Ver.6 Collaboration

クライアント間での高度なコミュニケーションとVR活用が可能な、フル機能のVRクラウドシステム。共有コンテンツ管理機能実装。3D掲示板、景観評価、複数ユーザーでのコンファレンス対応。注釈・写真機能も搭載。

  • ▲コンテンツビューワ

  • ▲3Dアイコンの表示

  • ▲注釈機能

  • ▲景観評価機能