3D・VRシミュレーションコンテスト 概要

国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータ作品が集められる3D・VRシミュレーションコンテストは、2002年のUC-win/Road「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞を機にスタートして、FORUM8デザインフェスティバルのメインイベントとして毎年開催され、本年で23回目を迎えます。2011年からはVR-Cloud®によるクラウド一般投票が選考プロセスに追加され、コンテストを盛り上げてきました。
2022年より、新しいアワードとして「VRシステム オブザイヤー」を設けました。

募集対象作品

UC-win/Roadは、土木・建築や交通・自動車分野に加えて、建設ICTや施工の自動化、環境、災害対策、教育訓練、医療など、年々進化して活用分野が広がっており、とりわけ最近ではXR、AI、センシング等を活用した高度な事例も目立っています。
本コンテストでは、UC-win/RoadやWebVRプラットフォームF8VPS(FORUM8 バーチャルプラットフォームシステム)によるソリューションを最大限に活用することで、データを通じた高度なコミュニケーションを実現し、スマートシティやDXを加速させる最先端のVRおよびシステムの応募に期待しています。

応募方法/スケジュール
提出物

①作品データと2分間のスクリプト

②作品概要(テキスト150字以内)および操作方法説明

送付先

①下記メールアドレス宛てにFORUM8ファイル転送サービス等でデータを送信してください。
E-mail : vrcontest@forum8.co.jp

②CD-ROM、DVD等のメディアに保存して送付する場合は、以下宛先にお送りください。
〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
(株)フォーラムエイト システム営業グループ 第23回3DVRシミュレーションコンテスト受付係 宛

スケジュール
  • 2024年10月上旬
  • 作品募集締切
  • 2024年10月下旬
  • ノミネート作品審査会
  • 2024年11月上旬
  • クラウド一般投票
  • 2024年11月12日(火)

  • 受賞作品本審査会
  • 2024年11月13日(水)

  • 各賞発表・表彰式
    会場:品川インターシティホール
応募作品の著作権等

受賞作品のVRデータ・VRシステムの著作権は、応募者に帰属するものとします。
提出されたデータの配布は行いませんが、フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、出力画像・動画等の編集・加工を行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体における掲載・紹介など、二次使用許諾権利を持つものとします。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ先

TEL:03-6894-1888 FAX:03-6894-3888
E-mail:forum8@forum8.co.jp

各賞・賞品
  • グランプリ(最優秀賞)

    賞品(高性能ノートPC、ポータブルSSDなど)、通販ギフト券、トロフィー、賞状

  • 準グランプリ(優秀賞)

    賞品(高性能ノートPC、ドローンなど)、通販ギフト券、賞状


  • アイデア賞・エッセンス賞

    Shade3D・ゲームプログラミングPC、通販ギフト券、賞状

  • 審査員特別賞

    賞品(タブレット、ノートPCなど)、通販ギフト券、賞状

  • ノミネート賞

    通販ギフト券、表彰盾

VRシステムオブザイヤー*

トロフィー、賞状、通販ギフト券

3DVRシミュレーションコンテスト 審査員
  • 審査委員長

    関 文夫 氏

    日本大学 理工学部
    土木工学科 教授

    大手建設会社で橋梁、トンネル、土工、河川、道路等幅広い分野でのデザインに取組み、2011年より現職。近年では、土木デザインの他にデジタル技術やPFI、PPP事業等幅広く展開。

  • 傘木 宏夫 氏

    NPO 地域づくり工房 代表

    環境アセスメント学会常務理事、自治体問題研究所理事、筑波大学非常勤講師 他。H17地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。著書に『再生可能エネルギーと環境問題』他。

  • 原口 哲之理 氏

    名古屋大学
    未来社会創造機構 客員教授

    京都大学大学院機械工学専攻修了後、トヨタ自動車にて主に実験分野で車両運動性能開発、企画分野で将来車両企画を担当。2011年より名古屋大学特任教授、現在客員教授。

VRシステムオブザイヤ― 審査員
  • 伊藤 裕二 氏

    (一財)VR推進協議会 理事長
    株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長

  • 関 文夫 氏

    (一財)VR推進協議会 理事
    日本大学 理工学部土木工学科 教授

  • 相田 龍三 氏

    (一財)VR推進協議会 理事
    株式会社日本テクノス名誉会長

*VRシステムオブザイヤーの審査を行うVR推進協議会は、VRを利用したバーチャルなプラットフォームの整備・提供に加えて、自治体等との連携による様々な産業分野での活用を目指して活動。フォーラムエイトが法人会員として協力しています。

過去の受賞作品

  • 第22回 グランプリ(最優秀賞)

    ソウル市立大学校

    自動運転車両の車間距離受容における挙動による利用者満足度の評価
    利用者が好む自動運転車両の車間距離の受容性を確認するため、UC-win/Roadで車間距離の受容性別にシナリオを作成し、被験者が自動運転のバーチャルドライビングを体験する際に、脳波、筋電図、瞳孔の大きさ、心拍数を測定。体験後に実施したアンケートの結果と生体データを解析し、どのような自動運転挙動が被験者にとって好ましいかを特定した。
  • 第22回 準グランプリ(優秀賞)

    宇都宮市

    宇都宮デジタルシティ体験プロジェクト
    外出制限中でも効果的な社会科教育の実現を目的として、LRTを含む宇都宮駅周辺や消防署・浄水場・焼却場など、社会科見学で訪れる主要な施設の3Dモデルをウェブ上に構築しました。通常は見られない視点での探索や解説の視聴、設備の稼働アニメーション等が含まれ、学校教育における有効性を検証し、導入に至りました。Digi田(デジデン)甲子園2023の宇都宮代表コンテンツに選ばれています。
  • 第22回 アイデア賞

    一般社団法人那覇市観光協会

    日本遺産・那覇めぐりWebARシステム
    2019年に沖縄県初の日本遺産に認定された『琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」』のストーリーを解説し、関連文化財をめぐるまちあるきツアーと組み合わせて利用するツールとしてF8VPSによるWebARを構築。スマートフォン等で琉球舞踊、琉球料理、路上に現れる伝説の龍のAR体験が可能。
  • 第22回 エッセンス賞

    熊本県玉名市

    玉名市3D都市モデルを活用した災害リスク可視化事業
    PLATEAU3D都市モデルを利用し、堤防決壊時の浸水範囲や時刻歴での浸水深のシミュレーションを実施した。避難施設の位置や定員、標高等の情報を可視化したほか、避難者視点での移動や水没の表現など、避難の重要性や災害リスクに対する理解を深める教育にも利用可能。今後は避難ルートや施設配置検討等の防災計画にも活用していく。
  • 第22回 審査員特別賞 Digital Management賞(関文夫氏)

    株式会社オリエンタルコンサルタンツ

    AIカメラを活用した人流再現VRシミュレーション
    本厚木駅の駅前周辺の建物、道路付属物、道路ネットワークを再現したデジタルツインでのサイバー空間を構築。交通ミクロシミュレータによる交通再現に加え、AIエッジカメラを活用し、実際の人流データを取得し、VR環境での再現シミュレーションを実施。今後のダイナミックデータを考慮した駅周辺の開発プロジェクトにおける基礎データとして活用が予定されている。
  • 第22回 審査員特別賞 地域づくり賞(傘木宏夫氏)

    京葉測量株式会社

    VRで巡る佐原地区の古い町並み
    2023年6月に開催されたイベント出展に向けて、2023年4月より作成したものです。制作にあたっては測量会社としての弊社の強みを活かし、三次元レーザ測量成果を大いに活用しました。これにより、複雑なモデリングを必要とする建物作業をレーザ点群で代用し限られた期間での作業を実現しました。
  • 第22回 審査員特別賞 Traffic simulation賞(原口哲之理氏)

    株式会社竹中土木

    XRを活用したマシンガイダンス情報表示システム
    建設重機内のコックピットおいて、MG(マシンガイダンス)システムが有する施工データを、別途視線位置検出システムによって得られた視線位置をバックホウオペレーターの視野に合わせるよう、座標変換し、運転席フロントガラスに設置したシート型透過ディスプレイにリアルタイム重畳出力するXRを活用した施工支援システム。実機での実験を模擬するため、VRシステム環境と連携した建設重機ラジコンシステムについても構築・活用された。
  • 第22回 ノミネート賞

    三井共同建設コンサルタント株式会社

    『メタバースを活用した土砂災害警戒区域等の円滑な情報共有化』~iHazard map project~
  • 第22回 ノミネート賞

    株式会社ティーネットジャパン

    フーチングおよび場所打杭施工状況確認トレーニングシミュレーション
  • 第22回 ノミネート賞

    金秀建設株式会社
     

    幸地インター線橋梁整備工事(Dランプ上部工)
  • 第22回 ノミネート賞

    SmartDrive Sdn. Bhd. & Perusahaan Otomobil Kedua Sdn Bhd

    危険感知VRシミュレーションシステム
  • 第22回 ノミネート賞

    大宇建設
     

    都市高速道路大深度地下トンネルの走行安全性と快適性の評価
  • 第22回 ノミネート賞

    株式会社トムス / WONDER VISION TECHNO LABORATORY株式会社

    前橋市安全運転能力診断シミュレータ
  • 第2回VRシステムオブザイヤー

    国土交通省東北技術事務所

    DX研修用デジタル教材・除雪シミュレータ
    インフラDX推進のため、若手技術者を対象とした研修コンテンツを作成している。道路・橋梁の管理知識、測量や施工の管理等を学ぶVR教材、実物大の樋管や橋台を用いた解説を行うAR教材、安全指導や遠隔操縦を目的としたバックホウシミュレータ、安全・操作技術向上のための除雪シミュレータを作成し、研修に使用している。
過去受賞作品PickUp
全受賞作品一覧
 
過去コンテスト表彰式の様子(第22回3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド/2023年11月)

関連製品

3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト UC-win/Road は、各種プロジェクトの3次元大規模空間を簡単なPC操作で作成でき、多様なリアルタイムシミュレーションが行える先進のソフトウェアです。柔軟な開発環境、高度なシステム開発に適用できます。

製品情報

UC-win/Roadの基本機能

  • メタバース

    FORUM8 バーチャルプラットフォームシステム

クラウド上に3DVRで構築された空間と、アバターを介したコミュニケーションツールを用いて、テレワーク推進、バーチャルショールームや工場見学、作業訓練や業務管理などが可能。展示会・オフィス・キャンパスなどあらゆる空間をVR上に再現。人事・業務管理等のERPシステムやスイート会計、スマートデバイスとも連携。

製品情報

活用事例

クラウドサーバ上で3D・VRを利用する合意形成ソリューション。インターネット環境さえあれば、シンクライアントでもWebブラウザでVR空間を操作できます。

製品情報

VR-Cloud® Ver.6 Collaboration

クライアント間での高度なコミュニケーションとVR活用が可能な、フル機能のVRクラウドシステム。共有コンテンツ管理機能実装。3D掲示板、景観評価、複数ユーザーでのコンファレンス対応。注釈・写真機能も搭載。

  • ▲コンテンツビューワ

  • ▲3Dアイコンの表示

  • ▲注釈機能

  • ▲景観評価機能